【好きなゲーム】語っていこう②【ゼウス2 カルネージハートセカンド】

こんにちは。NABIKIです。

 

前回はゼウス2のおおまかなストーリーについて

語っていきました。

 

今回はストーリーを彩るキャラクター達について

語っていこうと思います。

 

初代ゼウスから数年後を描いた世界観のため、前作で登場していたキャラや

今作から登場したキャラクターも含めて、更に魅力が増しています。

前作よりも人間関係はより複雑になっているので、

そちらにも注力していただけたらと思います。

 

それではどうぞ。

 

 

グラハム・クティナ:(主人公、旧姓:カウニッツ

本作の主人公。物語が始まるころには、16歳をむかえる。

父、ウォルター・クティナと母、ベッチナ・カウニッツの元に生まれてきた。

 

が、実際には違い、母であるカウニッツ大尉からの遺書の読んだことで、

カウニッツ大尉は本当の母ではないこと。

父だと聞かされていた人物が自身のオリジナル

すなわち、自身はウォルターのクローンであることまで知らされる。

 

ウォルターは軍の秘密作戦で、命を落とすことになったが、

彼のクローンとして生まれたばかりのグラハムを

カウニッツ大尉は調査の名目で火星を訪れた際に匿い、

カリストの地へ連れて帰り、息子として育てていた。

 

カウニッツ大尉の遺書には、自分たちとは違う生き方で生きていくもよし、

同じような道を進むもよし、これからは自分自身の意志で決定し、

生きていって欲しいと綴られ、最後には「グラハム、我が息子、愛してる」と、

締めくくられていた・・・

 

母だと信じていた人が母ではなかったこと。

自身が人為的に作られた存在であること。

受け入れがたい事実がグラハムに襲い掛かることになるが、

彼は母である”カウニッツ”の性を捨てて、

父であり、オリジナルが名乗っていた”クティナ”を名乗り、

グラハム・クティナとして、生きていくことを誓うのであった。

 

16歳にして軍の士官学校を優秀な成績で卒業するなど、

優秀な軍人であった、ウォルターのクローンなだけあって、

若年ながらも秀でた面を持ち、その頭角を現している。

 

士官学校で出会ったジョンとトムは、歳が近く、同じく若年士官となった

親友同士でもある。

火星の前線基地に配属されるなり、上官となるブラポ大尉に命じられるまま

初の戦場へ身を乗り出すこととなる。

 

その後、紆余曲折を得て、マーク・グラント大尉のもとで共に作戦に参加。

マークはグラハムの士官学校での成績と彼に関する噂を聞いており、

彼に進軍する場所を選択させるなど、信頼を寄せられている。

 

本作では、メインヒロインが3人に増えたことで、

どのヒロインと結ばれるかで、エンディングに変化が現れる。

普通に進めればニラーダと、シミュレーションで勝てばライラと

最終作戦で全O.K.Eが破壊されていればアンナと結ばれることになる。

ちなみに、ヒロイン候補が一人のみ生き残った場合は、生き残ったヒロインとの

個別エンドとなる。

 

ストーリーが進んで行くうちに、敵であるラルフという人物から

自身の体の中に誘因自滅遺伝子なるものが存在していることを明かされる。

それは、その遺伝子を宿した人物が、遺伝子を打ち込んだ張本人の

望まない行為、すなわち危険因子を感じ取った場合に、

誘因自滅遺伝子を宿した人物を死に至らしめるという、恐るべきものであった。

 

加えて、誘因自滅遺伝子は”成長”も危険因子と捉えてしまうため、

20歳の誕生日を迎えることはできないだろうとも忠告を受ける。

 

しかし、誘因自滅遺伝子は、薬によって抑制できることを聞かされる。

この薬を所持した人物は、ダガン・リー

すなわち、グラハムたちが討ち取るべき目標である同時に、

トムを始めとしたブラポ隊の仇敵でもある男が、その薬を所持しているのだ。

 

刻一刻と、死に向かいつつあるグラハムは、果たして任務を成功させ

自身の未来をつかみ取ることができるのであろうか・・・

 

 

ジョン・スミス:

グラハムやトムと同じく、若くして士官学校優秀な成績で卒業した秀才。

年齢は20歳と、トムとは同じ年齢でもある。

若い歳でありながらも、飛び級しているほど優秀であったため、

周囲の年上連中からは疎まれていたこともあり、自身と似た境遇であった

トムを半ば無理やり仲間にする形で、のし上がっていくことを共に誓ったほど

精神面でもタフな一面を見せる。

 

序盤の内に、木星方面軍に所属していたキリングの裏切りによって、

ブラポ隊は壊滅の危機に晒される。

しかし、トムが囮役を買ったことで、ジョンとグラハムは脱出に成功するものの、

トムはそのまま帰らぬ人となる・・・

 

トムと一緒にどこまでものし上がっていくことを誓っていたジョンは

彼の死に心を深く痛めてしまう。

グラハムに励まされたことで、何とか気を取り直し、

トムの仇であるキリング、強いてはダガン・リー討伐に燃えるのであった。

 

そのため、かつてキリングを部下としていたマーク・グラント大尉に対して

その責任を追及したりするなど、彼にはキツく当たってしまう一面も。

 

任務外では、女性陣に声をかけては冷たくあしらわれるなど

なにかと損な枠回りが多い人物でもあるが、

部隊のメンバーの中ではムードメーカーであり、

グラハムも交えて他の女性メンバーとも話す場面もある。

 

上官であるマークやラミアムには大尉や中尉などの階級で呼ぶが、

自身と同じ階級のライラや同年代のアンナやニラーダには、

任務外では、階級ではなく名前で呼び合うことを提案し、受け入れられている。

 

ちなみに、アンナと名前で呼び合うことになってから、

グラハムとアンナが話すシーンがあるのだが、アンナがジョンと同じ歳であったため

ジョンと同じじゃないかと言ったところ、ジョンのいないところで、

アンナからは「あんなのと一緒にしないでよ」と、言われる始末であった。

 

ひどいよお。

 

使用するキャリアはキャメル。

序盤では、A.S.Eであるキューケンとスパンキー。

 

アダマース基地に移ってからの前半では、バッドドリームロータスを使用。

バッドドリームは、目の前に敵がいれば格闘を行う、遠近両用の機体。

ロータスは回避に特化した徹甲弾搭載の攻撃機となっている。

シミュレーションで手に入るのは、バッドドリームのROMとなる。

 

トパジウス基地に移ったあとの後半では、ネグローニモッキンバードになる。

ネグローニは地上での格闘戦特化型。が、グレネードは搭載していない

モッキンバードは、何故か1種しか搭載していない

シミュレーションで手に入るのは、ネグローニのROMとなっている。

 

通常、ストーリーを進めていく場合は、ジョンとマーク、グラハムの

3人で攻略することになるため、頻繁に行動を共にすることになるだろう。

三人で協力して、トムの仇をとれるように尽力しよう。

 

ちなみに彼の名前である”ジョン・スミス”だが、これはアメリカ合衆国における

一般的な名前の代表であり、日本でいう”山田太郎”のような立ち位置とのこと。

彼の出身は語られていないが、ある程度の推察をするのであれば、

地球圏、アメリカかイギリスの出身、もしくは火星の出身が高い。

火星自体は、アメリカからの移民が多いため、その可能性こそあるが、

彼が火星出身であれば、火星方面軍に所属する方がしっくりくるため、

この可能性は低いものと思われる。あくまでも憶測だが・・・

 

 

トム・ボンバジル:

グラハムやジョンと同じく、20歳にして士官学校を優秀な成績で卒業した秀才。

突っかかりやすい性格のジョンと比べて、つかず離れずの人間関係を築いている。

しかし、ジョンと同様に自身の実力には自信を持っている一面もある。

 

普段は温厚な彼であるが、ジョンから”お坊ちゃん”と呼ばれた時は

僕のことをお坊ちゃんなんて言うな!」と、声を荒げており、

ボンボン扱いされることを非常に嫌っている。

 

初陣から帰還した次の任務で、ブラポ隊はキリングの裏切り行為によって、

火星軍に包囲されることとなってしまう。

ブラポ大尉やラミレス中尉が時間稼ぎをするも、敵の軍勢が迫ってくる。

 

トムは、全員が全滅させるわけにはいかないと考え、

自身がエリートであることを口実に囮役を買って出る。

なんとか奮戦しようとするも、多勢に無勢。

ジョンやグラハムを逃がす途中で、志半ばにして殉職することとなる。

 

なんとか脱出に成功したジョンとグラハムはトムに無線連絡するも、

応答することは永遠になかった・・・

こうして、若くして士官としての幕を静かに閉じるのであった・・・

 

ちなみにトムのキャリアが破壊される前に脱出に成功しても、

彼の死は免れないため、どうやっても彼を救うことはできない。

 

こちらも余談だが、本来普通にプレイしていれば、ジョンがこのステージで

戦死することは絶対に無いのだが、進路を妨害するなどして、

意図的にジョンを戦死させて、その後にトムが戦死した場合は、

「そ、そんな……」と、あまりにも悲痛な声を聴くことができるが

こちらの心がボドボドになるので、ジョンを戦死させないようにしよう。

 

ちなみに、ジョンが戦死してしまうと、その後のイベントがボイス無しの

挿絵のみで進んでいくなど、非常に味気ないものになってしまうので注意。

 

 

アルマンド・ブラポ:

グラハムたちが配属されることになる、木星方面軍フォックストロット中隊の

隊長であり、階級は大尉。

地球連合の所属であったものの、木星軍の補充のため木星に派遣されたことを

左遷されたと考えているため、あまり穏やかな心境ではない模様。

 

特に、若年士官として配属されたグラハムたちへの当たりはキツく、

彼らを ガ キ 呼ばわりするなどしたため、ジョンからも嫌味を漏らされている。

 

グラハムたちの初陣では、キャリアとO.K.Eは密接な関係にあり、

キャリアを狙うことが一番重要であり、発進していたO.K.Eがいる場合は

戦闘終了後に回収することが可能である旨を教えてくれる。

 

トムからは、「そんなんだから、火星の戦いは続いているんですね」と言われるが、

「将棋ってゲーム知ってるか?将棋ってのはな~」と、トムの発言を

思いっきりガン無視して、自分の話しを始める始末である

これだからロートルは・・・

 

グラハムたちが初陣から帰還したのち、次の任務で彼らを揺動部隊として

先行させて後、後続からラミレス中尉とともに奇襲を掛ける予定だったが、

実は、キリングが流した偽の情報であったため、

瞬く間に火星軍に包囲されてしまう。

 

敵の部隊数から撃破も脱出も絶望的だと考えたブラポ大尉は、

グラハムたちに、自身のキャリアを破壊されないことだけを考えろと

伝えたうえで、のちに合流予定であった、アダマース基地へ向かうよう指示し、

火星軍へと交戦を始める。

 

しかし結果は、多勢に無勢。敵うわけもなく、殉職することとなってしまう。

ちなみに彼の最期はなかなかに必見。

 

キリング

「せめて立派に死なせて差し上げましょう。大尉殿」

 

ブラポ

うわぁ、あぁ、やめてくれぇ。

俺は死ぬわけにはいかないんだぁ……」 → 泣きながら殉職

 

キリング

「俺が手を下すまでのこともなかったか……」

 

グラハムたちに高圧的であった彼だったが、その最後は情けなかった・・・

 

最終的には身を挺してグラハムたちを脱出させようとしてくれるので

あまり悪くは言いたくないのだが、泣きながら死んでいくその姿が

高圧的であった姿とあまりに違い過ぎるので、笑わずにはいられないのだ。

 

ちなみにジョンからは、

エラそうなこと言っておいて、足止めしてももらえねぇのか」と、

言われてしまっている。

 

彼の活躍はあまりにも少なく、初陣が始まる際には

高度な作戦については、これから教えてやるよと言われるものの

永遠に教わることは無かった・・・

 

使用するキャリアはゼファー。

O.K.Eはセメタリーキーパーとジェイラーの2種。

割と善戦してくれるため、性能自体は悪くない機体なのだが、

如何せん相手の数が非常に多いので、ほぼ一方的にボコられる運命にある。

 

 

イオナンタ・ラミレス:

フォックストロット中隊の紅一点。階級は中尉。

ブラポ大尉同様、地球連合軍であったが、木星軍の補填として派遣されている。

 

ブラポ大尉の副官もこなしつつ、配属されたばかりのグラハムに

部隊編成の方法からO.K.Eの制作に至るまで指導に当たろうとするなど

人材育成の面でも優秀な面を見せる。

 

着任してすぐに休む間もなく任務に駆り出されることになったジョンは、中尉に

「あんな上官のもとで働くのは大変じゃないですか?同情しちゃうな~」と

発言するが、「私もお前のような物言いの方が好きになれないからな」と、

毅然として言い返すのであった。タフな人だ。

 

配属されて間もないグラハムたちが任務へ臨むにあたり、

彼らが素人ではないことを強調したうえで、出撃準備に必要なことを教えるなど、

教官として立ち位置も見せてくれる。

 

次の任務ではブラポ大尉とともに奇襲を掛けるが、

キリングの裏切り行為によって、窮地に立たされる。

大尉とともに戦うものの、圧倒的な数的不利によって、あえなく殉職。

二度と、彼女からの享受は受けられなくなるのであった。

 

私としたことが……

 

大尉に比べれば、まだマシな最期となっている。

 

 

まとめ:

今回はゼウス2のストーリーに登場するキャラクター達について語ってきました。

まだキャラクターはいますが、結構なボリュームになるので、

数回に分けてお届けしようかと思います。

次回はデルタ中隊の面々やその他の仲間について語っていきたいと思います。

 

今回はグラハムたちをメインに取り上げましたが、結構な量になりましたね。

先述したように、前作に比べて、人間関係が複雑になり、

よりドラマチックな要素が強くなっていますので、

世界観への没入感は、より深みを増したといっていいでしょう。

 

 

それでは今回はここまでになります。

 

気になる方も気にならない方も、また読んでいただければと思います。

 

それじゃあ、あじゃどう!

 

 

ΩND