【好きなゲーム】語っていこう④【ゼウス2 カルネージハートセカンド】

こんにちは。NABIKIです。

 

前回はゼウス2のキャラクター、マークと彼の所属するデルタ中隊、

その他の仲間について語っていきました。

 

今回は敵勢力であるキャラクター達について

語っていこうと思います。

 

敵とは言え、仲間のキャラクター達に負けず劣らずの

粒ぞろいであるため、どうぞご堪能下さい。

 

それではどうぞ。

 

 

キリング・リー:

地球圏、中国の出身である男性。

マークやラミアムと同期であり、ともに木星反乱事件の鎮圧にあたった盟友。

前作の頃から、必要以上に人と打ち解けない独特の雰囲気は健在であるが、

マークのことを名前で呼ぶようになっている。

 

本来は木星方面軍の一員として、マーク達とともにダガン・リーの

討伐にあたるはずであったが、彼はダガン・リーの側につくこととなった。

 

手始めに、ブラポ隊に嘘の情報を流して壊滅させ、

その後は、ダガン側の人間として軍を派遣し、グラハムたちと

幾度となく激戦を繰り広げることとなる。

 

前半戦の目標である、トパジウス基地まで到達すると、

いよいよキリングとの一騎打ちになる。

戦闘が開始する前に、マークから何故敵に回ったのか、ブラポ隊を壊滅させたような

卑怯な真似をする男ではなかったと言われるが、

最初から仲間であったつもりもなく、戦争に正々も堂々もないと突っぱねる。

しかし、マークとの戦いであれば、正面から戦うことを語る。

 

ジョンからは、トムの仇敵であるため、非常に強い恨みを向けられる。

しかしキリングは臆することなく、ジョンの恨みを一身で受けてやると言い放つ。

 

激戦の末、キリングを倒したデルタ中隊。

その後、彼から自身について語られることになる。

 

ダガン・リーが遠縁の叔父にあたること。

木星方面軍に入ったのも、唯一目標としていた彼が木星方面軍であったため。

 

軍人であったものの、ダガンに敵対するようなことはできず、

苦渋の決断であったこと。このことを伝えたうえで、

かつて、木星の出身でありながら、軍人として、故郷の人々と戦った

マークのように器用には生きられなかったと語る。

 

マークからは、「俺が器用なものかよ……」と、複雑な胸の内が語られる。

 

ジョンからは、ダガンのために動いたのであれば、ダガンこそがトムの仇であると

キリングに対する態度は、やや軟化した模様。

 

その後、ラルフが現れるなり、

 

ラルフ

「だらしないな、キリング!そんなんだからダガンにいらないって

 言われちゃうんだぜぇ」

 

キリング

「ラルフか……俺はもう、ガキの遊びには付き合ってやれん……」

 

ラルフ

「ははぁ、そうやって逃げるんだァ。

 まぁいいよ。ダガンにはキリングはやられちゃったって伝えておくから

 じゃあね~」

 

と、煽られた上に切り捨てられてしまう。

 

自身の死を悟ったキリングは、マークにラルフが優れたO.K.Eマスターに

なるためだけにダガンのもとで育てられた人物であること。

自身の腕を遥かに凌ぐ腕前であることをマークに伝えてこと切れる。

 

無口に生きてきた自分が、最期にここまで話すとはな、と

自身の行動を振り返りながら、この世を去った。

 

マークからは「さらば……わが友よ……」と、

その死を偲ばれるのであった・・・

 

彼が殉職した後、彼が率いていた部隊はそのまま活動を続けており、

一度進撃した地区に、ランダムで出現することになる。

 

その時の部隊名は「キリング軍残党」となり、編成O.K.Eは

セメタリーキーパーやチキンハンター、スパンキーと

前半戦で戦うキリング軍と同様のものとなっている。

 

 

ラルフ・クティナ:

ダガン・リーと同じく、木星方面軍の陸軍に身を置く謎の青年。

 

キリングの策略によって壊滅したブラポ隊の生き残りであるグラハムとジョンは

アダマース基地へ向かう途中、ラルフ達から襲撃を受けることになる。

 

すると、いきなり無線から、

「グラハム!本当にグラハムなんだね!」と、いきなり呼びかけられる。

意味深な言葉をグラハムへ一方的に語り掛けるも、

「このままでは死んじゃうよ」と彼らを煽り散らかす。

 

その後、しばらくしてマーク達が救援に駆け付けたため、

グラハムたちを見逃して、撤退していく。

ジョンからはどことなくグラハムに似ていると言われるものの

グラハムに兄弟はおらず、別に気にしてもいないと言われるが・・・

 

前半戦であるキリング軍を撃破すると、今度はラルフの部隊との激戦が始まる。

作戦が始まる前に、たびたびグラハムの前に姿を現し、

彼を煽るような発言を繰り返す。

 

あまりにもしつこいので、ジョンからも煙たがられており

グラハムと自身の間に入ってくるなと声を荒げると、

ジョンからは「俺が横恋慕しているみたいに言うなよな」と言うも

同じようなものであり、邪魔なんだよと吐き捨てる。

 

このように、O.K.E士官としては優秀な彼であるが、

発言はどこか子供じみているものが感じ取れる。

これには理由があり、キリングが先述したように、彼はO.K.Eマスターとして

育てられた反面、それだけに注力してきたため、

その他の面が全く成長していないというものであった。

 

ダガンからは完全にコマのような扱いを受けており、

自身の価値を示さなければ、切り捨てられてしまうと語るなど

ダガンに対して忠誠を誓っている訳ではなく、

あくまで生殺与奪の権をダガンに握られてしまっている状態なのだ。

 

それは、彼の生い立ちに起因する。

彼の名前に、グラハムと同じ”クティナ”の性があるのだ。

つまるところ、彼もまたウォルター・クティナのクローンとして

この世に生を受けた、グラハムとはいわば同じ遺伝子を持った兄弟ともいえる

間柄だったのだ。

 

グラハムは11歳まで、カウニッツ大尉のもとで実の子供同然に育てられたのに対し

ラルフは今に至るまで、優れたO.K.Eマスターになるためだけに、

ひたすら育て続けられたため、同じ遺伝子を持ちつつも、グラハムとは全く違う

人格へと成長してしまったのだ。

そのような経緯もあってか、グラハムとは姿さえ瓜二つなものの

彼の眼はどこか狂気を孕んだ眼となっており、その点だけは

グラハムと対照的と言えるデザインになっている。

 

グラハムに異常なまでの執着を見せたのも、彼が語ったように、

グラハムと同じく、ラルフの体にも誘因自滅遺伝子が組み込まれているのだ。

自身が生き残るのには、同じ遺伝子を持ったグラハムよりも優秀であることを

ダガンに証明しなければならない。

 

ただひたすらに、O.K.Eマスターになるべく育てられたラルフには、

自身の意志で生きていくことさえもできない状態であったのだ。

 

ラルフの差し向けた軍を退け、彼らのいるシンチヤン研究所まで辿り着く。

グラハムはラルフと激戦の末、彼に勝利することとなった。

 

ラルフ

「僕が、負けた……そうか……負けたのか……」

 

生まれて初めて味わった、実戦での敗北。

すなわちそれは、自分ではなく、グラハムが生き残ることになったという事実。

ラルフは最期に、自身の生い立ちと、ようやく苦しみから解放されることに

グラハムへ感謝の気持ちを伝える途中で、その生涯を終えることとなった・・・

 

彼が使用するキャリアはゼファー。

使用するO.K.Eは、アダマース基地へ向かう途中ではトリンカーとロータス

シンチヤン研究所での最終決戦は、トライポッドとジェイラー。

 

O.K.Eマスターとして育てられただけあり、彼が発進させるO.K.Eは

いずれも強力な性能。

まともにやり合うと、かなりの苦戦を強いられるので、

キャリアを狙い撃ちするなり、籠城作戦にて数的有利な状況をつくるなど

戦略面でも抜かりのないようにしておこう。

 

 

ダガン・リー:

地球圏、中国の出身。物語の時点で58歳。

宗家であるリー家の次男として育ち、士官学校を卒業後、木星方面軍に志願。

以後、木星軍におけるO.K.E部隊の中心人物として頭角を現していく。

 

長い年月を費やすものの、様々な実戦経験に加え、火星軍同士の小競り合いを

利用したことで、着実に漁夫の利を得ることに成功。

現在に至り、一軍団を持つまでの勢力に成長したとマークから語られる。

 

そして、グラハムたちが駆り出された火星・クラウナン地区での戦火の

元凶は他でもない彼である。

元々火星軍の中にも多くの派閥があり、常に一触即発とも言われる状況であったが

ダガンはそれを利用することで、自身の戦力を拡大していったのだ。

 

そして、木星軍と火星軍の双方が無視できないレベルにまで肥大化したことで

対応を追われることになった。

火星としては目の上のタンコブに等しい存在なのだが、

肝心のダガン本人は木星方面軍陸軍大佐。木星軍の所属であるとして、

火星の言い分としては、

木星軍は木星軍で落とし前をつけてほしい。

 地球の直轄地になったからにはそのぐらいのことはしてくれないと困る」と、

ほぼ我関せずといった具合で、その責任を木星軍に追及するのであった。

 

推測にはなるが、火星軍であるライラが木星方面軍のデルタ中隊として

マークの下で行動しているのは、火星軍から派遣された可能性があるではないかと

推察することができる。あくまで推察だが・・・

 

ダガン本人が登場するのは、物語の最終盤。ラルフを倒したあとの出来事である。

グラハムがラルフに勝ったタイミングで現れ、自身にとって役に立たなくなった

ラルフを平然と切り捨てるなど、性格は冷酷にして非道。

 

自身の利益になるものしか眼中になく、自身にとって使えない存在は

道具として扱うなど、悪役にふさわしいほどの外道として描かれる。

キリングはこんな奴にあこがれていたのか

 

自身が築き上げた一軍団を後ろ盾に独立を画策。

そして優れた子どもたちを集め、更に組織を強化した暁には

子どもたちに自身を太陽系帝国の頂点として祀り上げさせようとするなど

その野望には底がないほどに貪欲で強欲。

 

ラルフに勝利したグラハムを自身の軍に懐柔しようとするが、

グラハムをこれを拒否。

ラルフに勝った暁に、誘因自滅遺伝子を抑制する薬をちらつかせるも

あくまでも自身に歯向かうグラハム一行を完膚なきまでに叩きのめそうと

冥界を引き連れて襲い掛かる。

 

結果的に、グラハムによってダガンは敗北。

自身の野望がここで潰えることに納得がいかない様子で

この世を去ることとなった。

 

終盤にしか登場しないため、言動からかなりの悪役であることは理解できるのだが、

これといって他のキャラクターのように深堀りがされるわけではないため、

冥界などのO.K.Eをどのように調達したか、他の部隊も使役しているのかなど

不明な点も多く、推測するのが難しいキャラクターであるとも言える。

 

いずれにせよ、グラハムたちの活躍で、のちの戦火の火種を

絶やすことができたので、十分任務は成功したといえよう。

 

さて、彼よりも問題のある存在がある。

それは彼や彼の部隊が発進させるO.K.E冥界についてである。

 

唯一、このステージでのみ登場する冥界であるが、

その性能は高性能の一言に尽きる。

 

多脚性という機動力に加えて、搭載できる武装は拡散弾などの

多くの敵O.K.Eに対応可能なうえ、サブウェポンも数多く搭載可能。

おまけに最大搭載重量も大きいうえに、防御力も高いなど

O.K.Eの中でも群を抜いて凶悪な性能を誇るのだ。

 

そんな冥界が、なんと40機待ち構えている。

 

 

勝てるわけねェだろうが!!!

 

 

攻略本にすら絶対に正面からでは勝てないと書かれており、

正攻法が敵リーダー機である、ダガンのキャリアを破壊するのが

一番良いと書かれている程。

 

少なくとも、どのようなO.K.Eを制作できるプレイヤーであったとしても

この軍勢を完全撃破できるプレイヤーはこの世に存在しないだろう。

それほどまでに脅威的な存在なのである・・・

 

 

まとめ:

今回でゼウス2のストーリーに登場するキャラクター達についての語りは、

これにて終了となります。

次回はいよいよ、初代と比べた時のシステムの違いについて

語っていこうと思います。

 

前作である初代ゼウスと比べて、キャラクターの魅力が更に高まっているため

前作からプレイしているプレイヤーについては嬉しい限りである。

 

かく言う私は、ゼウス2からプレイを始め、その後に初代をプレイしたため

全く逆の状態だったわけだが、どちらの作品も別々に楽しめるため

どちらから遊んでも特に問題はないでしょう。

 

 

それでは今回はここまでになります。

 

気になる方も気にならない方も、また読んでいただければと思います。

 

それじゃあ、あじゃどう!

 

 

ΩND