【好きなゲーム】語っていこう③【モンスターファーム】

こんにちは。NABIKIです。

 

前回はモンスターファームの用語、第一弾について語っていきました。

 

今回も引き続き、モンスターファームにおける世界観や用語について

語っていこうと思います。

 

第二弾は、モンスターの遺伝子配列が記憶された円盤石やモンスター再生に

関する用語の解説となっています。

 

 

円盤石:

かつて栄えていた超古代文明の技術によって作られた、

文字通り円盤の形をした、過去からの遺産。

中には、かつて生息していたモンスターの遺伝子配列情報が記録されており、

現代の粋を集めて、なんとかモンスターのクローン再生に成功する

きっかけを作った貴重な存在。

 

これらが発掘されたのは古代遺跡からであり、当時栄えていた古代文明の一つ

レマで作られた物ではないかと推察されている。

 

モンスターが絶滅寸前の危機に瀕した時、人為的な繁殖で個体数を増やそうとしたが

結果は失敗に終わってしまっている。

恐らくではあるが、失敗した時のことを見越して、当時のモンスターの

DNA情報を円盤石に記録させ、後世に伝えるために作られた物だと思われる。

 

今でも古代遺跡から発見されることこそあるものの、その多くはかけらとなっており

完全な状態での円盤石として発見されることは、非常に珍しい。

そのため、円盤石の発掘を生業としている者も少なからず存在する模様。

 

ちなみにモンスターの中には、この円盤石と瓜二つのモンスターが存在するとも・・・

 

 

モンスター再生:

円盤石の遺伝子配列を読み込み、モンスターを再生させる技術。

原理としては、円盤石の情報からDNAを化学的に合成、

それをある種の動物から採取した細胞に移植することで実現している。

 

この細胞を特殊培養槽と呼ばれる装置の中で急速分裂させ、わずか数時間で

幼体まで一気に成長させることができる。

これによってモンスターは他の生物とは一線を画すほどのスピードで

誕生するに至る訳だが、急速培養によって誕生したモンスター達は例外なく

急速な新陳代謝の影響により、野生の動物と比べると必然的に寿命が短い

運命にある。

 

現在でも、この欠陥を克服することはできていないが、今後の技術進歩により

長生きすることできるクローン個体を誕生させられるのではないか考えられている。

 

もっともゲームシステムでみると、1体あたりの寿命が長過ぎると

ゲームテンポが悪くなる恐れがあるため、メタ的な意味合いでこれらが

改善されることはないと考えられる。

 

ただし、作品よっては寿命でモンスターが死亡しない設定になっており

生物として寿命こそないが、成長は止まり、それ以上パラメータを

変動させることはできなくなる仕様へと変更されている作品もある。

 

円盤石再生におけるゲームシステムでは、CDがその役割を果たしており、

当時のプレイステーション時代には、自前のCDを読み込ませて

様々なモンスターたちを日夜再生していた。

 

どのモンスターが生まれるかは、特定のモンスターを除いて一切不明だったため、

出現しにくい種族や、突然変異種と呼ばれる個体が再生されるCDは

喉から手が出る程に貴重な存在であったため、モンスターごとに

再生されるCDが記載された書籍が発売されていたほどであった。

 

移植されたSWITCH版のモンスターファームでは、CDを検索するだけで

そのCDから誕生させることができるようになっため、昔のように

レンタルショップや中古ショップで買いあさる必要はなくなった。

 

当時は今のようにインターネットショッピングやAmazonが無かったため、

CDを集めるだけでも、相当に苦労を要したことだろう。

良い時代になったものの、どこか懐かしさや寂しさを感じさせる今日この頃・・・

 

余談だが、聞くところによると、CDーRのように、収録された曲の長さによって

誕生するモンスターが変化するため、特定の長さの曲を収録することで

任意のモンスターを誕生させる手段が一部で確立されたこともあるらしい。

 

しかし依然として、プレイステーションのようなゲームCDからは

どのように読み込んでいるのかは不明のまま・・・

 

 

合体:

2体のモンスターを遺伝子レベルまで融合させ、新たなモンスターを生み出す技術。

古代の頃から、モンスターの合体という概念こそあったものの

現代の合体とは違い、モンスターの卵子に他のモンスターの遺伝子を組み込み

その後に受胎させる、いわば交配に近い方法であった。

失敗することこそ多かったものの、結果的に数多くの派生種が誕生する

きっかけにもなったため、今日の合体を確立するに至った、重要な試みであった。

 

現在では更に技術が発達したため、合体の主体となるメイン、

派生先となるサブの2種類のモンスターを合体させるに至った。

 

通常の合体に加えて、隠し味と呼ばれる誕生するモンスターのパラメータを

向上させるものや、誕生するモンスターを変化させる物すらある。

 

また、限定的でなおかつ作中での仮の呼称ではあるが、

Ⅹ(エックス)合体と呼ばれる合体する2種類のメインとサブが対になる

特殊な合体方法により、誕生する種族も存在する。

こちらは、とある隠し種族の誕生につながるので、その際に改めて取り挙げよう。

 

基本的な要素として、ベースとなる種族を主血統、派生先である各モンスターごとの

血統を準血統と位置付けている。

 

合体した時に誕生するモンスターの確率は、合体させるベースとサブの

種族と派生先に依存するため、モンスターごとに細かく確率が前後するが、

概ね主血統同士の種族が誕生しやすい傾向にある。

 

〇純血種同士の合体

ベース:A×A

 サブ:B×B

 

誕生モンスター:

 

①A×B 70%

②B×A 30%

 

例)

ベース:ディノ  × ディノ

 サブ:ライガー × ライガー

 

誕生モンスター: 

①ディノ  × ライガー = ライディーン  70%

ライガー × ディノ  = デトナレックス 30%

 

〇派生種同士の合体

ベース:A×C

 サブ:B×D

 

誕生モンスター: 

 

①A×B 30%程

②B×A 20%程

③C×B 15%程

④A×D 10%程

⑤D×A 10%程

⑥B×C  5%程

 

 

例)

ベース:ハム   × プラント = ハムリーフ

 サブ:ライガー × ナーガ  = ケルベロス

 

誕生モンスター: 

 

①ハム   × ライガー = パルスコーン   30%程 

ライガー × ハム   = ハムライガー   20%程

③プラント × ライガー = ブルーフラワー  15%程

④ハム   × ナーガ  = ラベンダーロック 10%程

⑤ナーガ  × ハム   = エッジホッグ   10%程

ライガー × プラント = エコノキックス   5%程

 

上記のように、合体させる種族が4種類になると複雑な計算となり、

生まれてくるモンスターは安定しないことが多いが、週をずらしたりすることで

ある程度調整することができるので、任意のモンスターが誕生するまで

リセマラするといいだろう。

 

 

純血種と派生種、突然変異種:

この世界には昔から数多くのモンスターが存在しており、

より強いモンスターを誕生させるために、先述した合体が行われていた。

 

本来の個体としての純粋な血統だけのモンスターを純血種

他のモンスターとの交配によって誕生した個体を派生種と呼ぶ。

 

しかし、中にはどのような理由かは不明だが、純血種とも派生種とも違う

突然変異種と呼ばれる個体が、円盤石からの再生のみで誕生することがある。

こちらは1代限りの個体であるため、合体で誕生することはない存在である。

ゲームでは、派生種が???となっていれば、突然変異種となる。

 

モンスターごとの特徴を最大限に活かしたデザインが印象的であり、

しばしば何を血迷ったらこんなモンスターが生まれるのかと、

疑問を感じる程、不思議な個体が生まれてくるため、

興味のある方は一度調べてみるといいだろう。

 

 

まとめ:

今回もモンスターファームで使用される用語について語ってきました。

 

次回も引き続き、用語に関する語りとなっていきます。

第三弾はファームなどのブリーダーが使用する施設について

語っていこうかと思います。

 

円盤石やモンスターの再生に関する内容となりましたが、

ゲームだけプレイしていた場合では、あまり触れる機会の無い内容なので

関連する書籍などから、世界観を読み解いていけるのは

非常に良いものだと感じています。

 

初代の時点で、しっかりと世界観が確立されているので、

純粋なゲーム内容とは別に色々な角度から作品を楽しむことができるのは、

この作品のもう一つの魅力であると思っています。

 

 

それでは今回はここまでになります。

 

気になる方も気にならない方も、また読んでいただければと思います。

 

それじゃあ、あじゃどう!

 

 

ΩND