こんにちは。NABIKIです。
前回はゼウス開始時点での時系列と訓練期間での様子について
語っていきました。
今回はストーリーを彩るキャラクター達について
語っていこうと思います。
世界観が火星や木星のテラフォーミングが完了し、地球人も多数が
他の惑星へ移り住んだことから、”火星人”や”木星人”など、本作でしか耳にしない
様々な出身のキャラクターたちが軒を連ねている状態です。
今回はそんな彼らに視点を向けていくことにしましょう。
それではどうぞ。
マーク・グラント:(主人公、名称変更可能)
木星では労働環境が限られていたこともあってか、父親が軍人だったため
物心つく前から自身も軍人になるのだとあまり意識せずに考えていた。
実際に訓練期間を経て、エウロパでの実戦に参加。故郷であるカリストへの想いと
軍に所属する以上、上からの命令は絶対であり、どれほど理不尽であろうと
従わなければならないというギャップに直面し、葛藤し始めていく。
木星の生まれであってか、火星からの圧政があったこともあり、
こちらについては皮肉交じりで語ることも多く、
物語序盤でラミアムにアステロイドベルタ―と一緒くたにされたことから
苦言を呈しているなど、ジョアンほどではないにせよ、自身の出身には
大なり小なり、思うところがある模様。
物語が始まるまでは木星で過ごしていたこともあり、
その時にガールフレンドがいたが、軍隊生活でなかなか会うことが
できなかったため、本人曰く、フラれてしまったとのこと。
訓練期間の夢には、ガールフレンドを含めたかつての仲間たちが
彼のもとを去っていく後味の悪いを夢を見てしまったという場面も描写されている。
エウロパでの動乱後、ガニメデの鎮圧に出兵。その後は生まれ故郷、カリストに
戻ることになるのだが、「こんな形で帰ることになるとは・・・」と
複雑な思いを見せていた。
ちなみにアリアから、生まれはカリストシティかと聞かれた際に
「もう無いよ」と語っているため、何かしらの理由で家を失った
可能性は高いとみられる。作中で明確な描写こそないものの、
彼が軍人を志したのは、木星の特殊な生活環境上、職業選択の自由が
ほぼほぼ無かったことから、軍に志願するしか選択肢が無かったとも
考察することができる。
訓練期間での階級は准尉。
その後、ガニメデ編を経てカウニッツ大尉からの報告にて
成績が一番優秀であったことから、カリスト編にて中尉となり、
デルタ中隊の隊長として、オトラント准将から直々に任命されることとなる。
アリア・スチュアート:
地球、イギリスのグレートブリテン出身の女性。
士官学校を首席で卒業するほどの秀才。
彼女の父であるダリル・スチュアートは一軍団を率いるほどの将軍でもある。
父の軍人としての生き方に反発していた時期こそあるものの
今では彼の生き方に理解を示すようになり、代々続く軍人として家系に
ふさわしい理想の軍人になろうと努めている。
幼少期は女の子であったこともあってか、父からはずいぶん甘やかされたとのこと。
しかし、ものごころつく頃には、父もこのままではいけないと感じたのか
育て方が大きく変わり、アリアもそれに反発。大人になった今では、
あの時の父の気持ちが分かるとマークに話す場面もあった。
マークからは「いい親父さんだ。」と称賛されている。
マークが忘れ物をした際に、彼の自室を訪れることになるのだが、
その際にマークが木星にいた時のガールフレンドの写真に目が留まる。
軍隊生活を送っているとなかなか会うこともできずにいた彼は、
彼女からフラれる形で破局することとなる。
そんな彼の姿を見て、今からでも遅くないから、別れた彼女のために
メールを書いて送信するよう彼に伝える。
作中でマークに「あなたには、わからないかも知れないけれど・・・」と、
消え入るほどの小さな声で告げている。
これは、かつての初恋相手が不慮の事故で亡くなり、彼女に暗い影を落とす
きっかけになったからだと思われる。
そんなこともあってか、残される側の気持ちが彼女なりに痛いほど
伝わってくるということなのだろう。
マークとは戦場を通じて、互いに惹かれていくようになり、
今作におけるメインヒロインの位置づけになっている。
使用するキャリアはキャメル。
愛機はプリースト、セメタリーキーパー、綾影を用いる。
ガニメデ編ではトライポッドを、カリスト編ではローケン、フライドへと
入れ替わっていくことになる。
いずれのO.K.Eも優秀な性能となっており、貴重な戦力として
デルタ中隊を支えていくことになる。
キリング・リー:
地球、中国出身の男性。
訓練基地におけるマークの同僚。
普段は自分からは喋ることはほとんどなく、寡黙でクールな一面を持っている。
これは、彼が過去に、真の友人と呼べる存在に恵まれなかったからとのこと。
ラミアムからは、そんな彼に対して、愛想のない男と呼ばれている。
そんな彼ではあるが、ラミアムがアリアにしつこく絡んだ際には、
「その程度の感情も読み取れない男が、落として見せるとはよくいったものだ」と、
これでもかと皮肉を込めて言ったりするなどの一面も持ち合わせている。
終盤でマークが中尉に任命され、彼から見た時に上司になるのだが、
上に立ったのであれば、たとえどれだけ理不尽なものであったとしても、
「上に立つ人間として、部下に命令すればいい。」と、
彼なりの助言をマークに告げている。
使用するキャリアはキャメル。
愛機はロータスとパークドッグ。
ガニメデ編でもこの2機で続投し、カリスト編にてグラスホッパーを編成する。
クールな印象を与えている彼であるが、一番の問題は彼のO.K.Eにある。
というのも、彼が扱うロータスはビームガンを搭載しており、
オーバーヒートによる自滅が頻発する。
誘導妨害装置を搭載しておらず、ことあるごとにミサイルの餌食になる。
自軍の友軍の中で、一番貧弱な構成となっており、敵のO.K.Eを撃破している
シーンがほぼほぼ無い。
そのため、プレイヤーからは全くというほど戦力として認識されていない、
ある意味不遇な存在と化してしまっている。
ジョアン・バレンシア:
訓練基地にてマーク達と同期となる。彼はマーク同様木星圏の出身であり、
木星の未来を切り拓くために軍に志願した。
しかし、木星の出身であることに加え、辺境の生まれであることに
極度のコンプレックスを抱いており、ラミアムからアステロイドベルタ―と
呼ばれた際には、声を荒げたシーンがあった。
更に、エウロパにて動乱が勃発した時には、ラミアムから木星の人間は
好戦的であると煽られた時に、彼に鉄拳制裁を加えるなど、
木星圏に思い入れがあるが故に、暴走してしまう一面が強く描かれている。
もっともエウロパは彼の故郷であるため、無理のない話でもあるが・・・
キリングが自身でO.K.Eの制作に取り組んでいるときに、手伝う旨を申し出るが
彼からは自身のO.K.Eには他人の手を一切加えさせないことを話された際に、
「それは・・・俺がエウロパの人間だからかッ!?」と激高してしまう。
マークからたしなめられると同時に、キリングにとっては、誰も信じていない
節があるため、「お前がどこの生まれであろうと関係ない。お前は木星方面軍の
ジョアン・バレンシアだ。違うか?」とキリングなりの気の使い方をされた。
それを聞いて、冷静になったジョアンは「すまなかった・・・」と、謝罪。
その場を後にした。
使用するキャリアはキャメル。
愛機はバッドドリームやセメタリーキーパーなど。
ガニメデ編ではトライポッドが追加されるが、おもしろい程に役に立たない。
いずれもカノン砲を搭載できる機体は、カノン砲を搭載するなど、
火力に特化した編成となっている。
ちなみに、他のキャラクターがキャリアを破壊された際は「撤退します。」
と言うのに対して、「まだだ!俺は こ ん な と こ ろ で・・・!」と、
明確に悔しがる一面を持っている。
ラミアム・マクガイア:
地球、アメリカ合衆国の出身。
典型的な肥満体系であり、自己中心的でプライドの高いトラブルメーカーである。
地球出身ということもあってか、木星圏出身のマークやジョアンに対して
どこか見下した接し方が目立つ。
それどころか、何かとアリアに粘着する場面が描かれたばかりか、
彼女が訓練基地でのトーナメント戦で優勝した際は、露骨に機嫌を悪くしたうえ、
アリアが女というだけで突っかかる横暴な面が強調された。
そんなこともあってか、同期のメンバーからは煙たがられており、
お世辞にも人間性がよいとは言い難い。
訓練基地での期間が終わると、彼一人のみが緊急派遣軍への配属となったため
同期で唯一、エウロパ編、ガニメデ編で共に戦うことは無かった。
しかし、カリスト編では状況が複雑となったため、同じ戦線で共闘することとなる。
使用するキャリアはキャメル。
愛機は、訓練基地ではロータスやチキンハンター。
カリスト編では、グラスホッパーやチキンハンターが続投している。
彼のO.K.Eもキリングほどではないが、ビームガンが多く搭載されているため
オーバーヒートを起こしやすい一面を持っている。
ベッチナ・カウニッツ:
叩き上げの古いタイプの軍人であると言われている。
訓練基地での訓練を終えた、マーク達の前に姿を見せる。
現れて早々、マーク達に「何をのろのろと歩いている!」と𠮟責する。
ジョアンが「女だったのか・・・」と驚いているのを意にも介さず、
「一度目は聞かなかったことにしてやる。だが二度目は無いと思え!」と警告。
古いタイプの軍人ということもあってか、軍の規律には忠実であり、
部下ののろまな行動を認めはしないと断言するなど、
良くも悪くも絵に描いたような軍人としての側面が強く描かれている。
そのような部分が上層部にも評価されており、実力も認められている。
ストーリーが進むにつれて、アリアとの会話シーンが描かれるのだが、
その際に自身が結婚していることを冗談交じりに話すなど
頭がカチンコチンな訳ではなく、フランクな部分も見られる。
ちなみに、続編であるゼウス2では、ある事実が発覚する・・・
使用するキャリアは唯一のゼファー。
他の同期メンバーが4機しか搭載していないのに対して、
基本は6体の搭載となっており、戦力としては非常に優秀である。
愛機はプリーストやチキンハンター。
実戦経験があることもあってか、アリアよりも優れたO.K.Eを制作しており
作戦遂行に欠かすことのできない戦力なっている。
タイチョウミズカラガ?サスガダァ・・・
ハンス・ゴッツェン:
地球、ドイツ出身の男性教官。元は地球内での紛争に何度か参戦していたが負傷。
戦線復帰が困難となったことから、訓練教官として腕を振るうことになる。
カウニッツ大尉と同様、古いタイプの軍人であり、趣味は電気工作や
マシンチューニングなど、エンジニアとしての一面が強い人物でもある。
マーク達が訓練基地に来た際は、彼らがO.K.Eの扱いに慣れていなかったこともあり
新米扱いして未熟さをしっかり理解させるなど、昔ながらの教育方針となっている。
これは、中途半端なO.K.Eを作って作戦をブチ壊してもらいたくないという、
彼なりの考えあっての行動と思われる。
基本は訓練時代にしか会うことが無いが、カリスト編で反乱軍ルートを
選んだ場合は、木星方面軍の部隊に彼の姿を見つけることができる。
状況を危ぶんでか、軍としては教官である彼の力が必要になったという
判断であろうか。もちろんO.K.Eの訓練教官だけあってか、自作のO.K.Eは
比較的優秀な機体が多い。
まとめ:
今回はゼウスのストーリーに登場するキャラクター達について語ってきました。
次回はいよいよエウロパでの第一戦について語っていきたいと思います。
前身となったカルネージハートと比較して、今作からストーリーが
追加されたこともあり、O.K.Eだけでなく世界観そのものにも
没入しやすくなったため、幼少期からプレイしている身としては
今までプレイしてきたゲームの中でも、他の名作と肩を並べるほどの
神ゲーとして未だなお、遊び続けている作品です。
それでは今回はここまでになります。
気になる方も気にならない方も、また読んでいただければと思います。
それじゃあ、あじゃどう!
ΩND