【今週のお題】好きな小説【天使の囀り】

今週のお題#好きな小説

 

こんにちは。NABIKIです。

 

前回とはお題を変えて、今週のお題についてお話ししましょう。

 

本日のお題は・・・

 

 

今週のお題#好きな小説

 

 

↑ 書架に収められた数々の本 ↑

小説の定義について:

まずはそもそもの定義についてから。

調べた限りでは、「作中の人物・事件などを通して、現代の、または理想の人間や

社会の姿などを、興味ある虚構の物語として散文体で表現した作品」とのこと。

 

虚構(きょこう)はフィクション、作られた話であり、

散文体とは、韻律や定型にとらわれない通常の文章。

すなわち、小説は5・7・5のように韻を踏ませて言葉の響きを合わせる

形式とは違い、ほぼ自由な構成で書くことができる形態とのこと。

 

 

好きな小説:

本題の作品についてはこちらとなる。

「天使の囀り」(てんしのさえずり)

 

↑ 表紙 ↑(角川ホラー文庫より)

 

 

概要:

タイトル:天使の囀り

制作  :貴志祐介(きし ゆうすけ)

出版  :角川ホラー文庫

ジャンル:ホラー

発売日 :2000年(平成12年)

あらすじ:アマゾン奥地を探検したメンバーが帰国後、次々と異常きわまりない

     自死を遂げる。彼らの中で、何が起きたのか。迫り来る死の予兆と

     快楽への誘惑。漆黒の闇から今、天使が舞い降りる。

角川ホラー文庫より)

 

 

作品について:

上記の概要だけでは、登場人物が次々と死亡するぐらいの書き方になっているが

わたしがたまたま本屋で見つけ、興味を持ったときの”帯”では、

直接の原因に結び付く言葉が書かれていたため、ある程度察しがついてしまった。

 

少々ネタバレになってしまうが、その時の帯の内容はこんな感じである。

 

アマゾンに探検へとやって来た一行。そこで彼らは、”ウアカリ”という

 猿の肉を食べることになる・・・

 

この時点で何が起こるかが分かってしまったため、分かってはいたものの

最後まで読みたくなり買ってしまい、以来、作者の書く作品を読み続けている。

 

話しを本編に戻すと、登場人物が次々と自死している原因は、

現地で食した猿の肉が原因ではないかと、大多数の読者が気づくことであろう。

読めば序盤で出てくる文章ではあるが、帯でネタバレしてよいものなのだろうか…

 

 

作品の個人的評価:

たまたま興味を持って手に取っただけであったが、最後まで読んでよかった思える

作品であった。

 

普通ではあり得ないはずの出来事が、現実でも起こりそうな雰囲気で

描かれた作品であるため、世界観にのめり込むことができる一作。

 

特に、原因となったとある存在は、現実のどこかにもいるんじゃないかと

思わせてしまうほどの作り込み。

読み終わった後に、思わずネットで検索してしまいたくなるだろう。

 

序盤における正体不明の恐怖感。中盤における事の真相。

終盤での恐るべき危機の連続。最後は考えさせられる一面など、

端的に表すのは難しいが、読んで損することはない作品であるため

興味がある人はぜひ、読んでみていただきたい。

 

ちなみに、作者が他に執筆している「青い炎」、「ガラスのハンマー」、

「ミステリークロック」などの『密室シリーズ』。

 

他のホラー作品では「クリムゾンの迷宮」、「十三番目の人格(ペルソナ)」や、

実写化された「黒い家」など、どれも読みごたえのある作品が多いため

個人的には推せる作品たちである。

 

 

まとめ:

今回は、好きな小説について取りあげてみました。

 

学生の頃はライトノベルなどを呼んでいたため、ある程度馴染みはありましたが

現代小説を読んだことはほとんどなかったため、この作品を呼んだことがきっかけで

色んな作品を読むようになったので、いい出会いでしたね。

 

ちなみに、帯の件で察しがついたのは、とあるゲームをプレイしていたためです。

そちらは、「バイオハザード」と「メタルギアソリッドⅤ ファントムペイン

 

どちらも人気シリーズとしての地位を確立した作品ではありますが、

双方ともに作中出てくる、とあるものが関連しています。

これ以上言うとネタバレになってしまうので、ここでは割愛しますが

全く別の作品から事の原因を予測できるとは思っていなかったため

衝撃的だったのを今でも覚えています。

 

今でも定期的に読み返す作品なので、結末を知っていても何度も読みたくなる

良作に出会えたことは、本当にありがたかったです。

 

皆さんも、お好きな小説がございましたら、ご教示いただけると幸いです。

 

 

それでは今回はここまでになります。

 

気になる方も気にならない方も、また読んでいただければと思います。

 

それじゃあ、あじゃどう!

 

 

ΩND